先生方に「おすすめの絵本」を聞いてみました！

たくさんある絵本の中から、それぞれに思い入れの

絵本１冊を選びました。

「ちょっとだけ」
作：瀧村有子　絵：鈴木永子　出版社：福音館書店　　
この絵本を選んだ理由は、赤ちゃんが生まれた時の
お姉ちゃんの気持ちがすごく伝わってくる絵本で、
母の優しさも感じられるところが素敵だからです。
初めて手にして読んだ時、涙が出そうになりました。

「はじめてのおつかい」　
作：林明子　福音館書店　
絵全体が柔らかく、とてもキレイなのが好きです。
幼稚園の頃から何度も読んできました。
転ぶシーンで１００円玉が転がってしまうのですが
道に転がった金を一緒に探したり、お店の人に声を
うまくかけれなかったりするところで同じ世界に入
ってドキドキしながら見ていました。今ではなかな
か無いお店のたたづまいですが、ケガをしても最後
までやり遂げる女の子の姿にきっと現代の子ども達
にも心に響くものになると思います！

「おおきなおおきなおいも」
さく・え：赤羽末吉　出版社：福音館書店
子どもの頃に大好きだった絵本で、みんなでおいも
の絵を絵の具で描いていくところがページをめくる
たびにワクワクしていました。出来上がったおいも
で遊んだり食べたりするところも面白くて大好きで
した。

「いいから　いいから」
作：長谷川義史　出版社：絵本館
どんなことも笑顔と広い心で受けとめるおじいちゃ
んに癒やされます。
笑いもありで、いいからシリーズが大好きです！

「きょだいな　きょだいな」
作：長谷川摂子　絵：降矢なな　
出版社：福音館書店
文字がリズミカルで読んでいて楽しい絵本です。
ピアノやせっけん、びんなど色々なものが大きくな
り、１００人の子ども達が楽しんでいる様子がとて
も印象的で好きな場面です。
また、きつねが登場するので、子ども達と一緒に探
す楽しさもあり、この絵本の大きな魅力のひとつだ
と思います。

「カロリーヌつきへいく」
作・絵：ピエール・プロプスト
訳：山下明生
私は幼稚園に入る前から寝る前に必ず母に絵本を読
んでもらうのが大好きでした。このカロリーヌはシ
リーズになっていて、中でもこの月に行くお話が好
きで、何度も読んでもらいました。動物たちのコミ
カルでいてリアルな絵がとても好きで、なによりも
海外のニオイが感じられるのが魅力でした。今でも
宇宙や世界に惹かれるのは、この絵本が始まりだと
思っています。

「ももんちゃん あそぼう」
シリーズ「なでなでももんちゃん」
作、絵：とよたかずひこ　出版社：童心社
幼稚園で働き始めてから、出会った絵本です。
好奇心旺盛赤ちゃん「ももんちゃん」が大活躍する
お話です。年少クラスで楽しむことが多く、私が特
に好きなのは「なでなで ももんちゃん」です。
登場キャラクター達の「なでなでしてくれる？」と
いうシーンでは、絵本を優しくなでなでしてくれる
子ども達の姿がとても可愛いです。

「おまえうまそうだな」
作・絵：宮西達也　出版社：ポプラ社
私が絵本『おまえうまそうだな』を大好きな理由は
ただの恐竜の物語ではなく、心の奥まで届く深いメ
ッセージが込められているからです。
凶暴なティラノサウルスが、生まれたばかりのアン
キロサウルスの子どもに「おとうさん」と慕われ、
次第に心を通わせていく姿は、「食べる、食べられ
る」という本来の関係を超えて、やさしさや親子の
ような愛情を感じさせてくれます。絵も魅力的で、
太くて力強い線やあたたかい色づかいが恐竜たちの
表情を豊かに描き、物語の感情が自然と伝わってき
ます。読むたびに胸があたたかくなり、大切なこと
に気づかせてくれる本だからです。

「花さき山」
作：斎籐隆介　絵：滝平二郎　　　　　　　　
幼稚園の時、大好きな先生に読んでもらった絵本で
す。幼稚園の時は、すごく怖かったということしか
覚えていませんでした。ずっと気になっていた絵本
ではあります。自分が幼稚園の先生になると決めた
時に自分で読んでみて、大好きな絵本になりました。

「ちょろりんのすてきなセーター」　
作・絵：降矢なな　出版社：福音館書店
幼稚園の先生になって、たくさんのステキな絵本と
出会いました。今から数何前に絵本の研修会があり
降谷ななさんとお会いして、表紙を開いたページに
サインと握手をしてもらった思い出の1冊です。
トカゲが主人公なんですが、なんとも可愛いくて、
一生懸命な姿に応援したくなります💕
ちょろりんがセーターをほしいとおねだりして簡単
に手に入る…ことをしないお母さん。今時めずらし
いどっしり構えて安心できるじいちゃん。一見怖そ
うなカエルのびきびきおばさんの表情も抜群！
表情だけでなく、とても丁寧な言葉の表現とじいち
ゃんのランプ仕事も細かく表現されています。
温かい優しさがいっぱい、読み終わって裏表紙の絵
ちょろりんとじいちゃんが並んだ後ろ姿に余韻が残
ります。
努力をすること、周りの優しさに助けられること、
生きて行く上で大切なことがたくさんつまっている
お話です。