園庭で見つけた小さな命
自然
子どもたちは園庭で遊んでいると、カマキ
リを見つけては、うれしそうに知らせに来
てくれます。北海道でもオオカマキリが見
られるようになってきているそうで、子ど
もたちにとっても少しずつ身近な生きもの
になってきたようです。

先々週、年長さんがカマキリの卵しょうを
見つけました。見つけた瞬間は大喜びで、
あっという間にまわりにたくさんのお友だ
ちが集まりました。見つけた子の、ちょっ
ぴり誇らしそうな表情がとても印象に残っ
ています。
卵しょうは、秋に産みつけられた卵を寒さ
や外敵から守りながら、春まで大切に包ん
でいる場所です。春になると、その中から
小さな命がかえるとされています。子ども
たちにとっては、不思議さとわくわくがつ
まった発見だったと思います。
私自身も実物を見るのは初めてで、子ども
たちと一緒にわくわくしながら見つめまし
た。そして、この卵しょうをどうするかみ
んなで考え、外に戻してそっと見守ること
にしました。小さな命を大切にしたいとい
う気持ちが、子どもたちの中に自然に育っ
ていることを感じ、うれしくなりました。
また同じ日には、年中さんのベランダにも
カマキリがやってきました。さらに屋根の
軒下でも卵しょうが見つかり、こちらもそ
のまま見守ることにしました。これから子
どもたちが毎日見上げながら、小さな変化
に気づいていくのだろうと思います。

幼稚園のまわりには、子どもたちの心を動
かす自然がたくさんあります。毎日の中に
ある小さな発見が、驚きや喜びにつながっ
ていくことを、あらためて感じています。
カマキリは春に卵からかえり、夏から秋に
かけて成長し、命を次の世代へつないでい
きます。厳しい自然の中でもたくましく生
きる姿に、不思議さと力強さを感じます。