小さないのちと向き合った日
自然
子どもたちの興味や関心は、一人ひとり違
います。園庭では、体を動かして遊ぶ子も
いれば、虫探しに夢中になる子もいます。
春になるとワラジムシやダンゴムシに目を
輝かせ、暖かくなる頃にはチョウやバッタ
カマキリ、トンボを追いかける姿が増えて
いきます。夏から秋にかけては、木の実の
収穫もまた子どもたちの楽しみの一つです。
数日前にSさんとHさんが、家庭からカマ
キリを持って来てくれました。
ぱんだ組の子どもたちは、カマキリがいる
ことを喜び、えさになるトンボをたくさん
集めていました。夢中になって世話をする
姿は、とてもいきいきとしていたそうです。
担任は、その気持ちを受け止めながらも、
そっと「このままでよいのかな」と問いか
けたそうです。
その一言をきっかけに、子どもたちは小さ
な命について真剣に考え始めました。どう
したらよいのか、一人ひとりが思いを言葉
にし、友だちの声にも耳を傾けながら話し
合いを重ねていったそうです。
そして最後には、みんなが納得できる飼育
の仕方を決めることができたと聞きました。
年長の子どもたちが、小さな命とまっすぐ
に向き合い、自分たちで考え合えたことを
とても嬉しく思います。
生きものとの出会いは、ただ楽しいだけで
はありません。思いやりや責任の気持ちを
育て、命の大切さに気づく機会にもなりま
す。この日は、子どもたちにとっても、私
たちにとっても、小さな命と向き合った大
切な一日となりました。
これからも五感を使って季節の恵みにふれ
ながら、子どもたちの心がますます豊かに
育っていくことを楽しみにしています。



